2013年 02月 26日
1025 ボス君

彼は
ぼくが
ここにくるようになったころには
すでにここにいた
風貌からなのか
指を指され笑われたり
怖いといわれたり
汚いといわれたりだった
最初の彼は警戒心でいっぱいだった
でもそれは遠巻きに見る程度で
威嚇することもなかった
声をかけると遠巻きにしながらも返事すらする子だった
だからこそ少し優しくされるとちかづいていった
時には蹴飛ばされ
時には石をぶつけられ
それでもじっと耐えていた
それは仲間に被害が及ばないように
仲間を守る姿勢にすら見えた
そんな子をここではボス君とよんでいた
ボス君はただただおとなしいこだった
でもあるとき
人という悪魔が噛み付いた
非情のようだが
これが外の命の日常なのだ
家なき猫のこと、みなさんに知ってもらいたくて・・・・・ランキングポチッと・・・・お願いします
ボス君は
あるとき首を切られた
見ない時のない子だったのに姿をみせないので
胸騒ぎがした
探した
といっても深い茂みを探せるはずもなく
ボス君の名前を呼ぶしかなかった
周りの人は訝しそうにぼくをみた
かなりの時が過ぎた頃
遠くの茂みにうごめくものが見えた
よろよろとこちらにこようとしている
ボス君だった
様子がおかしいのでこちらから近づいたら
首を真っ赤に血で染めていた
切られていたのだ
それでもそっとふれると
かぼそくいつものように「うーん」とないた
すぐに病院に走った
手術
25cm以上のキズ
首の中身がほとんど見えていた
先生がそれでも奇跡的に動脈も食道も気管もきずついていなく
肉がおちているので仮の縫合だがいますぐに命の危機は脱したといってくださった

ボス君の命はつながった
by nora8787
| 2013-02-26 22:56
| 1001〜1050




